軽率な発言と言わざるを得ない

　13年はシティでもタイトル獲得はなかったが、トゥーレが3年連続の受賞を果たした。この年はナイジェリア代表MFジョン・オビ・ミケルがACN優勝、チェルシーでもUEFAヨーロッパリーグ優勝を経験したが、受賞を逃していた。14年には史上初となる4年連続受賞を成し遂げたが、これもプレミアリーグでキャリアハイの20得点を挙げる活躍で、シティをリーグとリーグカップの二冠に導いたことが大きく影響しているだろう。

　こうして振り返れば、クラブでの功績が受賞に大きく影響していることは間違いない。オーバメヤンは今季のブンデスリーガでリーグ記録となる開幕8試合連続ゴールなど、17試合18得点と爆発。ドルトムントで印象的な活躍を披露していた。「アフリカにとって恥だ」とするトゥーレの発言は、軽率なものだったと言わざるを得ないのかもしれない。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images