青森山田が見せた「東北のプライド」 1回戦で大量得点の聖和学園のドリブルサッカーを攻略

黒田監督大号令 「ここで負ければ東北勢2番手!」

 第94回全国高校サッカー選手権大会の2回戦、青森山田高校(青森)が聖和学園高校(宮城)を5-0で撃破。東北勢の直接対決を制してベスト16に進出した。試合後、黒田剛監督も「東北のプライド」と意地を掛けたダービーマッチだったと振り返っている。

 聖和学園は強豪・野洲高校(滋賀)に7-1と圧勝し、2回戦へ勝ち上がってきた。自陣からでも積極的にドリブルを仕掛け、狭いスペースもこじ開ける独特のドリブルサッカーで話題となった。しかし、黒田監督は対策を怠っていなかった。

 「ゴールを隠す守備。人の動きやフェイントに翻弄されることなく、最終的にゴールとゴールの対角線上に立つ守備。まだまだ甘いところはあるが、みんなが確実にやりきった」と初戦7得点を奪った強敵を完封した守備に手応えを感じているようだった。単騎突破を武器とする相手に対し、速いプレスで自由を奪った。

 今季の青森山田は高校サッカーの最高峰である高円宮杯U-18プレミアリーグEASTで鹿島アントラーズユースに次ぐ準優勝を果たしていた。黒田監督の率いるチームは、東北勢最強の自負をこの試合にぶつけた。

 

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