ガットゥーゾ新監督、ナポリ招聘前に引く手あまた状態 計18クラブからオファー殺到
スペイン、イタリア国内、ギリシャ、ロシアなどからオファーが届くなかナポリと契約
セリエAの強豪ナポリは、カルロ・アンチェロッティ監督の解任に伴い、ジェンナーロ・ガットゥーゾ氏を新監督に据えた。イタリア紙「ラ・レプッブリカ」は、イタリア人指揮官が引く手あまたの状態だったとレポートしている。
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ナポリは現地時間10日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)、グループステージ最終戦でヘンク(ベルギー)に勝利して決勝トーナメント進出を決めたが、その日のうちにアンチェロッティ監督の決断。翌日にガットゥーゾ監督の就任が発表された。残りの半年間で来季のCL出場権獲得をできるかどうかが、ガットゥーゾ監督が来季も継続して指揮を執れるかどうかの条件になっているとされる。
一方で、記事によれば今夏からガットゥーゾ監督に対してはオファーが殺到していたという。その数は実に18クラブに及び、国内ではサンプドリアとジェノア、国外ではスペインのバレンシア、ギリシャのオリンピアコスに加え、ロシアの首都モスクワのクラブ、中国からもオファーが到着。今回のタイミングではフィオレンティーナもガットゥーゾ監督の招聘を検討しているなかで、ナポリが招聘にこぎ着けた。
これまでの経歴では国内でパレルモやピサ、現役時代を過ごしたミランのほか、国外ではスイスのシオンで選手兼任監督、ギリシャではOFIクレタでの指導歴がある。一方で、最も大きな実績はピサをレガ・プロ(3部相当)からセリエB(2部)へと昇格させたこと。ミランでは昨季、4位インテルにわずか勝ち点1差でCL出場権を獲得できず退任していた。
指導者としての評価の高さがオファーの数に現れているのは事実。現役時代に“闘犬”とも称された熱いガットゥーゾ監督は、ナポリを再建できるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)