初戦で姿を消した京都橘の2年生エース岩崎 プロ注目の逸材が敗退後に受け取ったものとは

2年連続で立った選手権の舞台も、尚志の前に不発に終わる

 2012年度の全国高校サッカー選手権準優勝校で、今大会でも上位進出が期待されていた京都橘高校(京都)が、初戦で姿を消した。

 31日に行われた選手権1回戦、尚志高校(福島)と対戦した京都橘は、前半13分にCKからヘディングシュートを決められ先制点を献上。「最大の弱点であり、最も練習してきたCKの場面で失点したことが精神的に大きく響いた」と米澤一成監督も振り返ったように、改善に注力してきた局面での失点は、選手たちに動揺を与え、その後も歯車が噛み合わない展開が続いた。

 エースのFW岩崎悠人は、なかなかボールに触れられない時間が続き、打開策として試合途中から右サイドハーフにコンバートされた。しかし、ゴールとの距離が遠くなったことで得点の匂いが薄まり、最終的に再び最前線に戻した。

 米澤監督は試合後、岩崎について「期待やプレッシャーを抱えた中で、やれへん岩崎はまだまだやな」と、あえて厳しい言葉を投げかけた。

 

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