インターハイ欠場の悔しさをぶつけた魂の決勝弾 各務原の最長身DFが抱くプライド

2年時のトップ下起用で養われた得点感覚

 主戦場は入部した時からセンターバックだが、攻撃センスを買われて2年時にはトップ下でプレーしていたという。そして、この最終学年で”自分の家”とも言えるセンターバックに戻ったが、この日のゴールは攻撃的なポジションで養われた得点感覚が輝いた。

「ヘディングで勝てなかったら、自分がチームにいる意味がない」

 攻守に存在感を発揮し「目標は全国ベスト8です」と話すチーム一の長身DFは、空中戦へのプライドをのぞかせた。この勝利で過去の最高成績である2回戦に進出。年明けの2日に新たな歴史を切り拓くべく、香芝高校(奈良)戦に挑む。

【了】

轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada

 

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