ナポリが3季ぶりCL16強も…アンチェロッティ監督を解任 後任候補にガットゥーゾ浮上
ヘンクに4-0と快勝した直後に非情な決断
ナポリはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ最終節のヘンク戦に4-0で勝利し、決勝トーナメント進出を決めた。しかし、その3時間後にカルロ・アンチェロッティ監督の解任を決めたとクラブ公式サイトで発表した。
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ナポリはこの日、ホームでのヘンク戦に勝利すれば2016-17シーズン以来となるグループステージ突破となるなか、攻撃陣が爆発。前半3分に先制ゴールを奪ったポーランド代表FWアルカディウシュ・ミリクが同26分、そして同38分に得たPKを決めて早々にハットトリックを達成。後半29分に再び得たPKをベルギー代表FWドリース・メルテンスが成功させて完勝を飾った。
CL16強進出を決めた一方、今シーズンのナポリは苦しんでおり、直近の9試合では勝利がなかった。セリエAでは第15節終了時点で5勝6分4敗の7位。またアンチェロッティ監督はアウレリオ・デ・ラウレンティス会長との間に溝が生まれていることを報じられていたが、このタイミングでの解任となった。
イタリアメディアでは、後任候補として元イタリア代表MFジェンナーロ・ガットゥーゾ氏が浮上。その一方でアンチェロッティ監督は、ヘンク戦後に「明日デ・ラウレンティス会長と話をし、ナポリに対して最善の決断をする。条件さえ整えば、このチームのターゲットは4位にできる」と立て直しに自信を見せていたため、この解任劇を予想しえなかったはずだとしている。
それとともにアンチェロッティ監督の解任を受けて、現時点で暫定監督となっている「アーセナルとエバートンで席が空いているマネージャーの仕事につながるだろう」と、チェルシーで2冠を達成した実績があるため、プレミア勢から熱視線を受ける可能性があることも予測している。“監督シャッフル”が激しい欧州サッカーのなかで、その動向は今後注目を集めそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)