スアレス、“いちファン”としてライバルの台頭熱望 「バルサの将来を考えると…」
スアレスも来年1月で33歳 「新たな9番」の必要性について持論を展開
バルセロナのウルグアイ代表FWルイス・スアレスは、いちファンとしてクラブの未来を考えると、チームに火をつけるような実力ある若手が「背番号9」としてプレーすべきかもしれないと見解を示した。衛星放送「ビーイン・スポーツ」のインタビューで語った。
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スアレスは2014年にリバプールからバルセロナに移籍し、これまでにリーガ・エスパニョーラと国王杯で優勝4回を経験。さらにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)、UEFAスーパーカップ、FIFAクラブ・ワールドカップなどのタイトルも獲得している。15-16シーズンにはリーガで40得点を挙げて得点王にも輝いた。
栄光に彩られたキャリアを歩んでいるスアレスだが、来年1月には33歳を迎えることもあり、バルセロナがその後釜を探しているという噂も流れ始めている。
2014-15シーズンを最後にCL優勝から遠ざかっているバルセロナは、主将のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシがCLの優勝トロフィーをカンプ・ノウに持ち帰ることが目標と宣言して昨季大会に臨んだものの、リバプールに敗れてベスト4敗退。今季はアトレチコ・マドリードからフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンを迎えて念願のCL制覇を目指すが、なかなか噛み合っていない状況だ。
スアレスは、「3大会すべてで優勝するのは簡単なことじゃない。チャンピオンズリーグ優勝も難しい。非常に複雑なんだ。ここ2シーズンで起きたことに僕らは苦しんだ。なぜなら、自分たちで手放してしまったからだ。事態を好転させなければならないことは分かっている」と述べ、こう続けている。
「チームは僕と競わせるための新しい選手を連れてくるけど、それは3日に一回試合でプレーしなければならないのと同じくらいプレッシャーなんだ。僕はクラブの将来について考えなければならない。ファンの1人として、クラブの未来を考えなければ。そうした時に、もしかしたら彼らが若くて確立された選手と契約し、バルセロナのナンバー9としてチームの火付け役になればベストなのかもしれないということを思うんだ」
米メジャーリーグサッカー(MLS)への移籍の可能性も浮上しているスアレス。今後の動向に注目だ。