神童ムバッペ、PSGの契約延長オファーに同意せず “未回答状態”の代理人の意図は?
ムバッペは喜んで検討する構えも、代理人はシーズンの戦いに集中してほしい意向
フランス代表FWキリアン・ムバッペはパリ・サンジェルマン(PSG)との契約が2022年で満了するため、クラブ側は是が非でも契約延長したい構えだが、いまだ合意にこぎつけられていないようだ。スペイン紙「AS」が伝えている。
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ムバッペは2015年12月にモナコでプロデビューを飾ると、16年2月には17歳でプロ初ゴールをマーク。すぐに頭角を現し、16-17シーズンには主力に定着した。03-04シーズン以来となるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ベスト4と躍進し、その名を一気に知らしめた。17年夏にはフランス屈指の強豪であるPSGへ移籍。ブラジル代表FWネイマールらスター選手とともに中心選手としてプレーし、評価を高めている。
フランスのテレビ局「テレフット」によると、PSGはムバッペとの契約延長を熱望していて、ネイマールと同じ“天文学的数字”の給与を支払うつもりでいるという。同胞のジネディーヌ・ジダン監督率いるレアル・マドリード移籍が有力視されるなか、PSGにとっては契約延長をこぎつけることが最優先の事案となっている。
ところが、シーズンの戦いにしっかりと集中してもらいたいという理由から、ムバッペの代理人はいまだオファーに返答していないようだ。ムバッペもクラブからの申し出について喜んで検討するとの意思を明確にしているものの、まだ答えは出していない状況だ。
悲願であるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝に向けて、PSGにとって今季は極めて重要なシーズンだ。ムバッペがサッカーに集中したいというのも致し方なしか。クラブは歯痒い思いをするかもしれないが、現行契約が2022年6月だと考えれば、PSGからの“魅力的”なオファーに合意するのか、はたまた新天地への足を踏み出すのかを考えるのは、シーズン終了後に熟考することになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)