地に落ちたファン・ハールへの信頼 マンUファンの89%も次節敗れれば解任を支持

450億円補強も実らず

 マンチェスター・ユナイテッド(マンU)のルイス・ファン・ハール監督は、もう1つの黒星も許されない状況に追い込まれている。英地元紙「デイリー・ミラー」は、「マンUのルイス・ファン・ハールは解任まであと1試合」との見出しで指揮官の去就について報じた。次節のストーク戦に敗れれば、“赤い悪魔”と称される名門は、オランダ人指揮官に別れを告げることになりそうだ。

 マンUは19日のノーウィッチ戦で1-2と敗戦。クラブとしては69年ぶりとなる昇格組相手の連敗となり、監督の立場も大きく揺らいでいる。リポートによれば、この敗戦を受けてエド・ウッドワードCEOはファン・ハール監督へのプレッシャーを強めているという。現在公式戦3連敗中。26日に予定されている敵地ストーク戦に敗れれば、解任は免れない状況となったようだ。すでに後任として、チェルシーを退任したばかりのジョゼ・モウリーニョ氏や、今季終了後にバイエルン・ミュンヘンを離れることが決まったジョゼップ・グアルディオラ監督の名前が取り沙汰されている。

 同紙が行ったアンケートで4000票あまりの投票の内、約89%がファン・ハール監督の解任を支持しているという結果もある。ファンからの信頼もすでに地に落ちた。指揮官は就任から1年半、総額2億5000万ポンド(約450億円)を費やして大型補強を敢行するなどの改革も実を結ぶことなく、マンチェスターの地を去ることになるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo Getty Images

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