韓国メディア、日本代表“新ユニフォーム”のデザインに反応 「異例」「パッと見れば…」
来年の東京五輪に向けた新デザインに韓国も注目
日本サッカー協会とアディダスジャパンが6日、来年の東京五輪でも着用する日本代表の新ユニフォームを発表した。コンセプトは「日本晴れ」で、デザインは「浮世絵から着想を得た」という5色の青で表現された「スカイコラージュ」と発表されたが、これに対して韓国メディアがすぐさま反応している。
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スポーツ・芸能専門サイト「スポータルコリア」は、「それなりの意味を付け加えているが、パッと見れば(迷彩柄の)軍服を連想させる」と指摘している。
先月21日、今回の公式発表前に“迷彩柄”のデザインが採用されることが日本の一部メディアでニュースになっていたが、その時も韓国メディアはデザインを問題視していた。
先月、経済紙「ヘラルド経済」は「別名“ミリタリールック”デザインが国家代表の公式ユニフォームに採用されるのは異例だ。公開されたユニフォームは、日本が伝統的に使用してきたブルーを基調としながらも、黒と白の色が入り、軍服を連想させる」と伝えていた。
そのうえで同紙は「最近、日本は東京五輪で軍国主義の象徴である“旭日旗”での応援を許可した。ここに軍服を連想させるユニフォームを着用することで『(韓国内で)軍国主義の野望を表に出したいのではないか』という心配の声も出ている」とも報じている。
日本では迷彩風の柄がファッション性の高いデザインとしても認知されていること、新ユニフォームのコンセプトも「日本晴れ」ということから、特に大きな問題ではないように思うが、韓国側はどうしてもこうした受け止め方をしてしまうのかもしれない。
(金 明昱 / Myung-wook Kim)
金 明昱
1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。