ファン・ハール体制460億円の大補強も効果なし!? ついに勝率がモイーズ前政権を下回る

1試合平均得点も”予想どおり”減少

 マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督が、19日の本拠地ノーウィッチ戦で1−2と敗れたが、2013-14シーズン途中に解任されたデイビッド・モイーズ前監督時代よりも、通算勝率などの主要データでついに下回ったことが明らかになった。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じている。

 モイーズ氏はユナイテッドで公式戦51試合で指揮を執り、勝率53%の成績を残す一方、就任2年目のファン・ハール監督は71試合で勝率は51%。ここ6試合勝ち星なしという不振により、ついにモイーズ政権の数字を下回ることになった。一方、敗戦率はモイーズ氏が29パーセントで、ファン・ハール監督が24パーセント。現職の方が優秀な成績となっている。

 1試合平均のゴール数はモイーズ政権が1・69点で、ファン・ハール監督は1・55点。守備的と批判を集めるオランダ人監督のチームが下回った。一方、堅守が今季の生命線となっているが、1試合平均の失点数はモイーズ政権時が0・94点で、現政権は0・93点。ほぼ変わらない数字となっている。

 最長の未勝利記録は、モイーズ政権が3試合で、ファン・ハール監督は現在の6試合となっている。

 ファン・ハール監督は就任2年目で2億5000万ポンド(約460億円)というモイーズ政権では与えられなかった潤沢な補強費を費やしてきた。しかし、こうした数値を比べると、「ジーニアス(天才)」と相手サポーターから揶揄され、非業な最期を迎えた前任者とほぼ変わらない結果となっている。

 

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