札幌DF福森、強烈な直接FK弾の“伏線”に海外メディア注目 「驚くべき行動に…」

札幌DF福森が海外でも称賛されている【写真:Getty Images】
札幌DF福森が海外でも称賛されている【写真:Getty Images】

ルヴァン杯決勝で一時は勝ち越しとなる直接FK弾をマーク

 日本の国内三大タイトルの一つ、ルヴァンカップの決勝が26日に埼玉スタジアムで行われ、北海道コンサドーレ札幌と川崎フロンターレの一戦は3-3で延長戦を終え、PK戦を5-4で制した川崎が5回目の挑戦で初優勝を飾った。そのなかで、一時は勝ち越しとなった札幌DF福森晃斗の鮮やかな直接FK弾について、ポーランドのスポーツ専門メディア「WP SportoweFakty」がその“伏線”に注目している。

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 2-2の延長前半4分だった。意地と意地がぶつかり合った一戦で、福森が見せた。カウンターからMFチャナティップがドリブルでゴール前に切り込み、たまらず相手DF谷口彰悟がファウル。ゴール正面からやや右サイド、約16メートルという絶好の位置でのFKを獲得した。この位置から福森が左足を振り抜くと、ボールはファーサイドのゴールへ一直線。一時は勝ち越しとなる強烈な直接FKを決めた。

 この時、相手の壁の前にはMF深井一希とMF荒野拓馬がひざまずいていた。同メディアはこの2人に注目。「日本でのカップ戦決勝で行われたFK中の驚くべき行動」と見出しを打って報じ、「彼らは驚くべき行動に出た。壁の前に並ぶというオリジナルの方法でGKの視界を奪った。そう、ひざまずいて…」とした。福森のキックが素晴らしいのはもちろんだが、GK新井章太の視界を奪い強烈FK弾の“伏線”となった2人の存在に驚いていたようだ。

 歴史に残る熱闘となった決勝戦。札幌はPK戦の末に敗れるという悔しい結果となり、初タイトル獲得には一歩届かなかったが、“FK職人”福森と、チームメイトの存在は海外メディアも注目せざるを得なかった様子だ。

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