ソン・フンミン、韓国代表で“199日ぶり弾” 北朝鮮との「南北決戦」へ高まる期待

2ゴールを決めた韓国代表FWソン・フンミン【写真:Getty Images】
2ゴールを決めた韓国代表FWソン・フンミン【写真:Getty Images】

スリランカに8-0快勝、エースの先制点でゴールラッシュの口火を切る

 韓国代表が10日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選でスリランカ代表と対戦し、8-0で勝利した。

 前半10分にエースFWソン・フンミン(トットナム)が先制ゴールを決めると、長身FWキム・シンウク(上海申花)が2得点、さらにFWファン・ヒチャン(ザルツブルク)が追加点を決め、前半アディショナルタイムに得たPKをソン・フンミンが決めて、5-0でゲームを折り返した。

 後半にもキム・シンウクが2得点を決め、合計4得点と大爆発。最後はMFクォン・チャンフンが8点目を決めた。

 スリランカに対し、実力で圧倒的に上回る韓国とはいえ、エースのソン・フンミンの代表での久しぶりのゴールがチームに余裕をもたらした。

 韓国のスポーツ・芸能ニュースサイト「OSEN」は、「ソン・フンミンはやはりレベルが違った。前半10分にペナルティーボックスの外からボールを奪った後、右足で軽く蹴りこんで先制点を奪った。17分にもキム・シンウクのゴールをアシストし、大勝のきっかけを作った」と報じた。また「ソン・フンミンは199日ぶりに代表チームでゴールを味わい、長い葛藤から解き放たれた」と、久しぶりのゴールが今後の試合のパフォーマンスに大きく影響すると伝えている。

 ソン・フンミンは後半17分にFWクォン・チャンフンと交代したが、パウロ・ベント監督の先発起用に応えた形だ。これで韓国はグループHで2戦2勝の勝ち点6となり、北朝鮮と首位に並んだ。15日に平壌で北朝鮮と対戦する韓国だが、“南北決戦”は特別な緊張感のなかで行われることもよく知っている。

 ソン・フンミンは平壌で開催される次戦について、「自分たちの試合にだけ集中すればいい。その他のことは関係ない」と話し、勝利に向けた準備に集中していくと明かしている。韓国と北朝鮮の首位攻防戦は、どちらに軍配が上がるのか、注目の一戦となる。

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金 明昱

1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。

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