どん底から這い上がりCL16年連続16強のアーセナル ベンゲル監督「パーフェクトな試合」

敵地でオリンピアコスに3-0 過酷な条件をクリアし決勝T進出

 プレミアリーグのアーセナルは9日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ最終節、アウェーでのオリンピアコス戦に臨み3−0と快勝。3位から逆転での決勝トーナメント進出を決めた。勝利、それも2点差以上または3得点以上を奪うことが最低条件という過酷なノルマを達成し、アーセン・ベンゲル監督は英衛星放送「BTスポーツ」のインタビューに対し、「パーフェクトな試合だった」と歓喜の瞬間を振り返った。

 ホームで2-3と屈辱を味わったオリンピアコスとの最終戦に全てを懸けていた。エースFWアレクシス・サンチェス、MFサンティ・カソルラ、フランシス・コクランら主力選手が大量離脱中の中で迎えた一戦だったが、フランス代表FWオリビエ・ジルーがハットトリックと大暴れし、ギリシャの雄を撃破。開幕2連敗というどん底から這い上がって16年連続の16強入りを果たした。

「試合前からこのような結果がグレートエスケープになると言っていた。我々はきょうの結果をとても誇りに思っている。正しいメンタル、そして正しい戦術で望む必要があった。(2−0とした後も)3点目を取りに行く必要があった。2−0はとても危険なスコアだ。パーフェクトな試合だった」

 指揮官はこのように語り、自らのチームを称えた。

 アーセナルはバイエルン・ミュンヘンに次ぐグループF2位での決勝トーナメント進出となった。マンチェスター・シティ、チェルシーがそれぞれ首位通過を果たしているため、ベスト16で顔を合わせる可能性があるのは、同組だったバイエルンと同国の2チームを除いた5チーム、昨季王者バルセロナや一昨季のファイナリストであるレアル・マドリードとアトレチコ・マドリード、そしてマンチェスター・ユナイテッドを破って初のグループステージ突破を果たしたヴォルフスブルク、ロシアのゼニトと対戦する可能性がある。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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