C・ロナウド、5人粉砕の“ファントム・ドリブル”に熟練GK脱帽 「体をすり抜ける…」
CLアトレティコ戦、後半アディショナルタイムに圧巻テクニックから強烈シュートを披露
イタリア1部ユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、現地時間18日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第1節アトレチコ・マドリード戦(2-2)で圧巻のテクニックを披露。鋭いドリブルで相手の包囲網を突破し、高速シザースフェイントから放った一撃に、プロ20年のイタリア人GKも「体をすり抜ける…」と感嘆している。
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試合は0-0のまま前半を折り返し、後半3分にスコアが動く。ユベントスが鋭いカウンターを繰り出し、コロンビア代表MFフアン・クアドラードの一撃で先制。さらに同20分、フランス代表MFブレーズ・マテュイディが追加点を奪った。ところが後半25分にモンテネグロ代表DFステファン・サビッチ、同45分にメキシコ代表MFエクトル・エレーラに連続被弾。最終的に2-2のドローで勝ち点1を分け合った。
この一戦で会場を沸かせたワンシーンが、後半アディショナルタイムにロナウドが見せた華麗なプレーだ。ユベントスが敵陣左サイドでスローインを獲得。放り込まれたボールをロナウドが受けると、瞬間的に相手4人に包囲された。前を向いてドリブルを開始したロナウドは一瞬で加速して4人を置き去りにすると、エリア内で立ち塞がったサビッチを高速シザースで抜き去って右足を一閃。シュートはわずかにゴール右へ逸れたが、観客の視線を釘付けにした。
衛星放送「スカイ・スポーツ」イタリア版は、公式インスタグラムで「CR7のスーパープレー。そしてファンになる」と動画を公開。すると、2000年のプロデビューからイタリアで20年間プレーし続けてきた38歳のイタリア人GKクリスティアン・プッジョーニ(今季は現時点で無所属)は「体をすり抜ける…」とつぶやくとともに、幽霊の絵文字で反応を見せた。選手目線から見ても、面白いように選手の間を突破する様が“幽霊”のように映ったようだ。
10月1日に本拠地で行われるCLグループリーグ第2戦レバークーゼン戦では、エースとしてチームを勝利に導きたいところだ。