チームメートのイタリア代表2人を抑え、8月度のMVPに輝く

　ボローニャの日本代表DF冨安健洋は、今季開幕から公式戦3試合に先発フル出場し、好パフォーマンスを披露している。そんな活躍が認められ、クラブの月間MVPに選出された。クラブ公式サイトが発表している。

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　冨安は現地時間8月18日のコッパ・イタリア3回戦ピサ戦（3-0）でデビューすると、同25日のリーグ開幕戦エラス・ヴェローナ戦（1-1）、同30日の第2節SPAL戦（1-0）でも先発フル出場。右サイドバックとして、攻守にわたってハイレベルな貢献を見せてきた。

　SPAL戦後の国際Aマッチウィークは日本代表の一員として国際親善試合パラグアイ戦（2-0）、カタール・ワールドカップ（W杯）アジア2次予選のミャンマー戦（2-0）に臨み、現在は9月15日のブレシア戦に備えているなか、クラブはファン投票によって決定するボローニャの8月度月間MVPが冨安に決定したと発表した。

　冨安の受賞を知らせるリリースでは、「開幕2試合のヴェローナ戦、SPAL戦でのパフォーマンスが、2位の（イタリア代表FW）リッカルド・オルソリーニと3位の（同MF）ロベルト・ソリアーノを上回る要因となった」とされている。22日にホームで開催されるリーグ第4節ローマ戦前に、ファンによって表彰される予定だという。

　クラブ公式ツイッターでは冨安の受賞を発表するとともに、8月のボローニャでのプレーをまとめたクリップをアニメ風にアレンジして公開。そのなかでは並み居るアタッカーと対峙する姿だけでなく、果敢に突破を図るシーン、さらには冨安を応援する日本語のボードを掲げる現地ファンの姿などが収められていた。

　早くもクラブやファンからの信頼を勝ち取った感のある冨安。イタリアの地でどこまで成長し続けるのか、目が離せない。