司令塔・柴崎岳、W杯予選初陣ミャンマー戦へ アウェー会場の「でこぼこ」警戒
ポイントは臨機応変の対応力 「シチュエーションに合った攻撃を仕掛けていきたい」
森保一監督率いる日本代表は10日のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選初戦ミャンマー戦(ヤンゴン)を控えるなか、8日に試合会場となるトゥウンナ・スタジアムでトレーニングを行った。攻守の要となるMF柴崎岳(デポルティボ)はピッチ状況をチェックし、ところどころにあるという「でこぼこ」に警戒を強めた。
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スタジアム横に隣接された場所でのトレーニングが当初予定されていたが、スコールの影響でピッチ状況が悪化。そのため、この日は試合会場でトレーニングを実施した。全23人が参加し、冒頭約15分間のみ公開。ランニングやストレッチ、ボール回しなどを行っていたなか、前日と同様に雨が降り始め、選手たちは雨中でボール感覚やピッチ状況も確認した。
試合会場でのトレーニングを終えた柴崎は、「昨日よりはだいぶいい。十分プレーできる状態ではあると思う」と言及。さらに「ところどころ、ぼこぼこしている部分があったりしますけど……」と口にしており、ボールの軌道が変わる可能性も考慮に入れている。それでも司令塔は「イレギュラーな分を考えても十分できると思う」と自信を覗かせた。
FIFAランク33位の日本にとって、同135位のミャンマーは格下にあたる。4年前のW杯アジア2次予選初戦では、シンガポールを攻めあぐねて0-0のドローに終わったが、柴崎は臨機応変に対応したいと力を込める。
「そのシチュエーションに合った攻撃を仕掛けていきたい。相手が何を嫌がって、何を快適としているのかを見ないと。すべて相手によって成り立っている。試合のなかでいろんなバリエーションをやることで見つけ出せればと思っている」
カタールW杯出場に向けたアジア予選初戦で白星発進を飾れるか。柴崎のゲームメイクにも注目が集まる。
(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)