ナポリMFがインテル長友の退場は妥当と主張 「レフェリーはいい仕事をした」

勝敗を分けたワンプレー

 インテルの日本代表DF長友佑都が、11月30日の敵地ナポリ戦で左サイドバックとして先発出場した。だが、前半44分に危険なスライディングで2枚目のイエローカードを受けて今季初の退場処分となった。1-2でインテルが敗れた試合後、タックルを受けたナポリMFアランは退場が妥当と主張した。

 ナポリが2-1で勝利し、インテルから首位の座を奪った。その試合後、左タッチライン際で長友から遅れ気味のスライディングタックルを受けたアランが地元テレビ局「スカイスポーツ・イタリア」の取材にこう語った。

「あれはイエローカードの反則だと思う。もしも、あそこでジャンプしなかったら、彼は僕に間違いなくけがを負わせていただろう。レフェリーはいい仕事をしたと思う」

 0-1で迎えた前半44分、左タッチライン際を破られた長友は相手MFアランをタックルで食い止めようとした。その際、2枚目のイエローカードを受けた。スライディングを仕掛け、アランの進路を妨害。これが危険なタックルとみなされ、14年9月28日のカリアリ戦以来の退場処分となり、試合の流れはナポリに傾いた。

 ロベルト・マンチーニ監督は判定に対する厳しさを指摘しているが、アランは退場こそ妥当と信じて疑わない様子だ。

 得点ランク首位に立つ、エースFWイグアインの2発でインテルを下したが、数的不利の相手に後半アディショナルタイムにナポリは猛追を受けた。アランは「苦闘の末の勝利だったけど、最高の勝利は死力を尽くしたからこそ。我々は勝ち点3を手に入れた」と、満足そうな表情を浮かべていた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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