プレミアから忘れ去られた9人 和製ベッカムと称された中田ヒデもその一人に

長友の指揮官の名も

 2人目はレアル・ソシエダでの活躍が印象的な元セルビア・モンテネグロ代表FWダルコ・コバチェビッチ。特に02-03シーズンには20得点を挙げる活躍で、23得点を決めた元トルコ代表FWニハト・カフベチと共にソシエダをけん引。レアル・マドリードとの激しい優勝争いを演じる立役者となった。そのコバチェビッチも1995年に母国の名門レッドスターから当時プレミアリーグだったシェフィールド・ウェンズデーFCに移籍。しかし、16試合出場4得点という期待を裏切る結果だけを残して、わずか在籍1年でクラブを去っていた。
 3人目は元デンマーク代表FWブライアン・ラウドルップ。J1神戸などでも活躍したことで知られる兄ミカエルと共に“ラウドルップ兄弟”として有名。バイエルン・ミュンヘンやACミラン、レンジャーズなどの名門を渡り歩き、98年にチェルシーへとやってきた。だが、このドリブラーはリーグ11試合出場でノーゴールに終わった。人々の記憶に全く残らないまま、母国のコペンハーゲンへと移籍した。

18 Jan 2001:  Roberto Mancini (right) of Leicester with Peter Taylor after the press conference called to anounce his signing for the premiership club. Filbert Street, Leicester, England.  Digital Image. Mandatory Credit: Ross Kinnaird/ALLSPORT

 4人目は元イタリア代表で、現在日本代表DF長友佑都の所属するインテルで監督を務めるロベルト・マンチーニ。サンプドリアの英雄としてファンからも絶大な信頼を集め、ラツィオでは99-00シーズンにスクデットを獲得した。すでに現役引退していた2001年の1月にレスターへ電撃加入したが、結局4試合に出場しただけでおよそ1カ月後には退団。その後、現役を退き、監督業をスタートさせた。選手としてはプレミアで成功しなかったが、マンチェスター・シティで監督を務めた11-12シーズンにはクラブで44年ぶりとなるリーグタイトルをもたらした。

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