フェネルバフチェ戦に途中出場　「久保の素晴らしい個人技からモドリッチがシュート！」

　レアル・マドリードは現地時間7月31日、アウディカップ3位決定戦でフェネルバフチェと対戦し、5-3で勝利を収めた。途中出場した日本代表MF久保建英は、クロアチア代表MFルカ・モドリッチと華麗な連係を見せ、「前線の渇きを潤し、モドリッチのシュートを生み出すためのボールを供給」と海外メディアもそのシーンに注目を寄せている。

　プレシーズンでいまだ勝ち星のないレアルは前半6分に先制点を与えるも、同12、27分に元フランス代表FWカリム・ベンゼマがゴールを奪う。同34分に同点に追いつかれるが、後半8分にベンゼマがハットトリックを達成する3点目を決め、勝ち越しに成功する。

　その後、1点ずつをマークし4-3で迎えた後半28分、久保はモドリッチと同時にピッチに投入された。トップ下に配置されると、同40分にモドリッチと華麗な連係で相手守備網を打開する。右サイドのスローインから久保が後方のモドリッチにボールを戻すと、ダイレクトの縦パスで久保にリターン。そのままボールを運んだ久保は相手3人を翻弄するフェイントで、一瞬の間を作り出し、横へパスを送る。これを受けたモドリッチがダイレクトで左足シュートを放つも、相手GKの好セーブで防がれた。

　このハイレベルな連係に、海外メディアも注目。スペイン紙「マルカ」は「久保から新たなディテールを披露した。前線の渇きを潤し、モドリッチのシュートを生み出すためのボールを供給した」と伝えると、「El Chiringuito TV」は公式ツイッターで「久保の素晴らしい個人技からモドリッチがシュート！」と紹介している。

　ここまで5試合が行われたプレシーズンで久保は4試合に出場したが、世界的トッププレーヤーたちと短期間で息の合った連係を幾度となく見せるなど、適応力の高さをアピールすることができたようだ。