久保建英が所属するカスティージャ、“卒業生”の進路は? トップ出場選手も武者修行へ
今季は6人が別クラブへ移籍 昨季レアルを率いたロペテギ監督の元へ行く選手も
日本代表MF久保建英が加入するとともに、“ピピ”ことU-17日本代表MF中井卓大が所属することで日本でも注目が集まっている、レアル・マドリードの下部組織。その出身者は数多いが、新シーズン6人の出身者がラ・リーガの別クラブに旅立ったり、武者修行に出ているとスペイン紙「マルカ」が伝えている。
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まず1人目はMFマルコス・ジョレンテだ。世代別スペイン代表にも名を連ね、Bチームに当たるカスティージャや、アラベスでの好プレーの後、2017年にトップチームに戻った。ボランチとしての才能を期待されていたが、クロアチア代表MFルカ・モドリッチやドイツ代表MFトニ・クロースらの影に隠れ、出場機会が増えず。今夏、移籍金4000万ユーロ(約48億円)で同都市のライバルであるアトレチコ・マドリードへと新天地を求めた。
今季エイバルのキーマンとなりそうなのがDFアルバロ・テヘロだ。2018-19シーズンにレンタル移籍したアルバセテで2部ながら38試合出場し、試合勘を養った。7月に23歳となるサイドバックは、かつて日本代表MF乾貴士(ベティス)も所属したエイバルに移籍金ゼロで加入。ただし、レアルは彼の保有権を50%持った状態となっている。またアルバセテでともにプレーしたMFアレクシス・フェバスもマジョルカに所属するが、レアルはこちらも保有権を半分持っている。
昨季カスティージャでプレーした選手たちも“武者修行”へと旅立っている。18試合プレーしたDFアレックス・マーティンは今夏、レガネスと2年契約。クラブ側は移籍金ゼロとなっている。そのレガネスで30試合4得点をマークしたMFオスカル・ロドリゲスも、レアルからの“貸し出し1年間延長”という形で同僚としてプレーすることになる。
2018-19シーズンにトップチームで名前が売れた選手も修行に出ている。ブラジル代表DFマルセロとレギュラーを争ったDFセルヒオ・レグイロンだ。DFフェランド・メンディの獲得もあって出場機会が限られる可能性があり、セビージャへレンタル移籍。セビージャの指揮官は昨季、序盤戦でレアルを解任されたフレン・ロペテギ監督が務めるのだから、面白いところだ。
ラウール・ゴンザレス監督が就任するカスティージャには、現地メディアでも大きな注目が集まっている。それと同時にその“卒業生”たちが、トップチームに戻るために熾烈な出世競争を繰り広げることも間違いない。
(FOOTBALL ZONE編集部)