モウリーニョ、広州&中国代表監督オファー固辞か 20億超の莫大報酬よりも家庭を優先

去就に注目が集まるジョゼ・モウリーニョ氏【写真:Getty Images】
去就に注目が集まるジョゼ・モウリーニョ氏【写真:Getty Images】

中国サッカー界の大物と会談も… 中国移住のリスクを考慮と英紙報じる

 ヨーロッパサッカーきっての名将ジョゼ・モウリーニョ氏。マンチェスター・ユナイテッドの指揮官解任後の去就に注目が集まるなか、中国の大富豪と会談の場を持ち、広州恒大の監督就任が近いと報じる現地メディアも多い。しかし、英紙「ガーディアン」ではそのオファーを断ったと伝えている。

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 英紙「ザ・サン」などによるとモウリーニョ氏は不動産業で財を成した中国の富豪、シュー・ジアイン氏とミーティングの場を持った。同氏は広州恒大の実質的なオーナーとして君臨してきた人物であり、中国サッカーを掌握するキーマンだ。その場を持ったことによって広州と中国代表の兼任監督の座をオファーしたとにわかに色めき立っていた。

 それもその場で、ユナイテッド時代に1500万ポンド(約20億円)を受け取っていたとされるモウリーニョ氏に対して、それを上回る莫大な報酬が提示されたとみられている。しかしその話し合いの後、中国に引っ越すことが家庭の混乱を招くと考えたモウリーニョ氏が、その要請を辞退したのだという。

 モウリーニョ氏について同紙は「ナショナルチームを率いることに対して興味を持っておらず、タイミングが来た時にクラブでの戦いに戻りたいと考えている」と記している。もし広州の監督就任となれば、AFCチャンピオンズリーグ準々決勝で鹿島アントラーズと激突することになるが、その可能性は低そうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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