壁の背後に入ったアウベス、メッシのFKを止めるために祈ったポーズと表情が話題

　コパ・アメリカ（南米選手権）は現地時間2日に準決勝が行われ、開催国ブラジルがアルゼンチンに2-0と勝利して決勝に勝ち上がった。この試合でブラジルのキャプテンを務めたDFダニエウ・アウベス（パリ・サンジェルマン）が、相手FWリオネル・メッシ（バルセロナ）のFKで壁に入った際に見せた行動が話題を呼び、「アウベスは何をしていた？」「奇妙な戦略」と海外メディアが報じている。

　前半19分にFWガブリエル・ジェズス（マンチェスター・シティ）の一撃でブラジルが先制。さらに後半26分、ジェズスの突破から最後はFWロベルト・フィルミーノ（リバプール）が2点目を奪い、ブラジルが宿敵に2-0と快勝した。

　注目を集めているのは、ブラジルが1-0とリードして迎えた後半20分のシーンだ。ブラジルが自陣手前でFKを献上。キッカーを務めたのがメッシだった。ゴールまで約18メートルという危機的状況のなか、ブラジルは壁を形成。壁の下を通すシュートを警戒し、アウベスは壁の背後で膝をついて待機するなか、おもむろに天を仰ぐようなポーズを取ったが、その瞬間の仕草と変顔のような表情を浮かべた。

　アウベスはFKを阻止できるように天に祈りを捧げていた模様だが、その瞬間に海外メディアがクローズアップ。米スポーツ専門局「ESPN」アルゼンチン版の公式ツイッターは「メッシのFKでダニ・アウベスは何をしていた？」と反応した。