昨夏のW杯で日本代表をベスト16に導き、大会後に退任

　元日本代表監督の西野朗氏に、タイ代表監督就任の可能性が出てきた。28日にタイメディアが報じている。

　西野氏は昨夏のロシア・ワールドカップ（W杯）で日本代表を率い、ベスト16に進出。決勝トーナメント1回戦ベルギー戦（2-3）では死闘を繰り広げ、大会後に監督の座から退いていた。

　タイメディア「tuoi tre」は現地紙「サイアム・スポーツ」の情報を引用し、「タイサッカー協会の内部情報によると、タイ代表の新監督は西野朗である」と報道。「ロシアW杯で日本をベスト16に導いたことで知られる」と紹介し、ガンバ大阪などJリーグクラブでの実績も踏まえたうえで、就任が決まれば「大きな驚きになる」とも記している。

　さらに「tuoi tre」は「代表監督の椅子に西野朗氏が座ることになるのであれば、タイのサッカーを復活させ、東南アジアナンバーワンをベトナムから奪い返すことが任務になるだろう」と伝えている。現在64歳の西野氏は、新たな場所での挑戦に乗り出すのだろうか。