久保建英、なぜ“幻の決勝弾”は生まれた? オフサイド判定から一転、VAR介入の理由

相手DFが意図的にクリアしていれば… 久保の一撃が劇的な決勝ゴールに

 問題の場面で、仮に相手DFが意図的にクリアをしていた場合、久保がオフサイドポジションにいても“決勝ゴール”として認められていたはずだ。しかし今回、相手DFは体を投げ出して飛び込んだが、偶発的にボールが当たってこぼれ、これを久保が流し込んだ。最終的に相手DFのブロックは“意図的プレー”とは見なされなかった。

 そうした状況を理解していた久保は「なんかクリアミスとかにならないかなと思ってました」と明かす。

 相手DFの意図的な“クリアミス”という判断がされていれば、久保の一撃が決勝ゴールとなり、8強でブラジルと激突していただろう。久保はVARの最終判定が下されるまでの間、両手を合わせて祈るようなポーズを取っていた。その思いは届かなかったが、久保が土壇場でも見せ場を作り出していた。

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