「同じ目線で戦ってこそ…」 森保監督、東京五輪世代の奮起に期待「伸びしろがある」

日本代表を率いる森保監督【写真:AP】
日本代表を率いる森保監督【写真:AP】

チリに0-4で大敗も“切り替え”の重要性を説く「次にどれだけ良いエネルギーを作れるか」

 日本代表は現地時間20日、コパ・アメリカ(南米選手権)のグループリーグ第2戦(アレーナ・ド・グレミオ/現地20時・日本時間21日8時)でFIFAランキング8位のウルグアイ代表と対戦する。チリ戦で0-4と地力の差を見せつけられたなか、森保一監督は「もっと伸びしろがあると思う」と選手たちのさらなる奮起に期待した。

 第1戦では大会2連覇中の南米王者チリと対戦。GK大迫敬介(サンフレッチェ広島)、DF原輝綺(サガン鳥栖)と杉岡大暉(湘南ベルマーレ)、MF中山雄太(PECズヴォレ)、FW前田大然(松本山雅FC)と上田綺世(法政大)の6人がスタメンでA代表デビューを飾った。

 4-2-3-1システムを採用し、18歳MF久保建英(FC東京→レアル・マドリード)がトップ下で代表初先発。序盤は互角に近い攻防を繰り広げるも前半終了間際に失点すると、後半にも3失点して0-4で敗れた。

 前日会見とは別に、19日の練習後にも記者陣の取材に応じた森保監督は、現実を受け止めつつも、ウルグアイ戦へのアプローチについて語った。

「(日本)代表として戦うなかで、0-4で負けることは重く受け止めないといけないと思う。ただ、下を向いて次の試合に臨んではパワーを発揮できない。そこはしっかり切り替えて、前の試合に勝っていたとしても負けたとしても、成果もあれば反省もある。そこは整理しながら、次にどれだけ良いエネルギーを作れるか」

 森保ジャパン発足後の2018年10月にも対戦(4-3で勝利)しているウルグアイは、FWルイス・スアレス(バルセロナ)とFWエディンソン・カバーニ(パリ・サンジェルマン)のダブルエースを擁する南米屈指の強豪だ。それでも森保監督は、“同じ目線”で戦ってほしいと選手たちに奮起を促す。

「まずは世界のトップであろうが違う国であろうが、自分たちはできるんだと自信を持ってやってほしい。特に強豪国に対して相手を上に見すぎることなく、同じ目線で戦ってこそ、世界の舞台で日本が力を発揮することにつながっていく。メンタルの回復? どうですかね。問題ないし、もっと伸びしろがあると思う。まだまだ伸びる」

 大会初戦で王者チリの洗礼を受けたなか、森保一監督は東京五輪世代の選手たちの秘めたるポテンシャルに期待を寄せていた。

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