レアル、今夏の補強総額すでに360億円超も… “新銀河系”構築へ、ムバッペ獲り画策か
スペイン紙が報道、20歳神童に「注目し続けている」
日本代表MF久保建英の移籍が決まったことで、日本でのレアル・マドリードへの注目が急上昇している。2018-19シーズンを無冠に終わったチームは巻き返しに必死で、クラブを統括するフロレンティーノ・ペレス会長の下、“新銀河系軍団”構築に本気モードとなっており、長期的スパンではパリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペも狙いに定めているようだ。スペイン紙「AS」が報じている。
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今夏の移籍市場で、レアルは迅速な動きを見せている。FWロドリゴ(4000万ユーロ/約49億円)、DFエデル・ミリトン(5000万ユーロ/約61億円)、FWルカ・ヨビッチ(6000万ユーロ/約73億円)、MFエデン・アザール(1億ユーロ/約121億円+出来高)、MFフェルラン・メンディ(4800万ユーロ/約58億円+出来高)と続々と商談を成立させており、補強総額はすでに360億円を超えている。
マンチェスター・ユナイテッドのフランス代表MFポール・ポグバの獲得も噂されるなか、これまでのペレス会長体制下での移籍市場を振り返れば、数々のビッグネーム獲得が実行されてきた。その元祖は“禁断の移籍”とも称されたFWルイス・フィーゴのバルセロナからの引き抜きであり、現監督であるMFジネディーヌ・ジダン、怪物ブラジル人FWロナウド、貴公子MFデイビッド・ベッカム、絶対的エースに君臨したFWクリスティアーノ・ロナウド、そして2013年には当時の移籍金最高額だったウェールズ代表FWギャレス・ベイルの獲得も実行してきた。
こうした過去の例から見て、ビッグネーム獲得はレアルの恒例行事と言えるが、今夏その視線はムバッペに対しても向けられているという。前述のとおり、アザールを獲得したため最優先事項とはされていないものの、20歳の怪物アタッカーに対しても「注目し続けている」と同紙は記している。
ワールドクラス中のワールドクラスが集うレアル。リーガ・エスパニョーラ、そしてUEFAチャンピオンズリーグ奪還のために、全盛期のビッグネームから若き有望株まで根こそぎ手にする戦略を描いているのかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)