「もっとコミュニケーションを…」 20歳DF冨安健洋、同世代の初招集組に感じた“違い”
東京五輪世代のメンバーは「淡々と黙々とやる選手が多い」とさらなる“盛り上げ”を要求
コパ・アメリカ(南米選手権)にゲスト国として出場する日本代表は、東京五輪世代を18人選出するなど、フレッシュな陣容で大会に臨む。数少ないA代表の主力を“兼任”する20歳のDF冨安健洋(シント=トロイデン)は、「もっと盛り上げてやることができる」と同世代の選手たちにある“リクエスト”を発した。
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6月のインターナショナルマッチウィークでトリニダード・トバゴ(0-0)、エルサルバドル(2-0)と対戦した日本代表は、メンバーを大きく変え、コパ・アメリカが開催されるブラジルに乗り込んだ。
GK川島永嗣(ストラスブール)、GK大迫敬介(サンフレッチェ広島)、MF柴崎岳(ヘタフェ)、MF中島翔哉(アル・ドゥハイル)、MF中山雄太(PECズヴォレ)、MF久保建英(FC東京→レアル・マドリード)、FW岡崎慎司(レスター)とともに“継続招集組”の冨安は、東京五輪出場を目指すU-22日本代表とA代表を知る数少ない選手だ。2018年10月のA代表デビューから瞬く間に主力に上り詰めたが、若手主体となった今回のチームには、これまでとは少し違いを感じているようだ。
「(東京五輪世代が主体の)このチームでやるのは(2018年のトゥーロン国際大会以来)1年ぶり。そんなに普段の姿を知っているわけではないですけど、もっと盛り上げてやることができるんじゃないのかなと思いました」
冨安曰く、東京五輪世代のメンバーは「淡々と黙々とやる選手が多い」。それゆえ、本来のA代表に比べると少なからず静かな印象があるという。
「自然とそういう風になってしまうとは思うけど、もっとコミュニケーションを取りながらやればさらに良くなる。声の量とかはA代表に比べると(少ない)。そういうところは声を出しながらやって、もっと練習のところで盛り上げてもいい」
“本来のA代表”のノウハウを東京五輪世代に伝えるパイプ役としても、冨安は重要な役割を担うことになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)