「自分がどれだけできるか証明する」 前田大然、18歳久保のA代表デビューに感じた悔しさ
冨安や久保ら東京五輪を目指す選手の活躍に刺激「この大会で自分がどれだけできるか」
森保一監督率いる日本代表は現地時間13日、ブラジルで開催されるコパ・アメリカ(南米選手権)のグループリーグ初戦チリ戦に向けて、現地での初練習を実施した。A代表初選出となったFW前田大然(松本山雅FC)は、4歳年下のMF久保建英(FC東京→レアル・マドリード)が先にデビューしたことに「悔しい部分はあります」と語り、南米の地での爆発を誓った。
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コパ・アメリカに出場するメンバーは、代表チームに選手の拘束権がないため、MF柴崎岳(ヘタフェ)やMF中島翔哉(アル・ドゥハイル)といったA代表の一部主力を除けば、MF三好康児(横浜F・マリノス)やDF杉岡大暉(湘南ベルマーレ)ら東京五輪世代で構成されている。初の“A代表メンバー”との融合に、前田は「(年上の選手がいることで)しっかりみんなが気を引き締めてやっている」と早くもU-22日本代表との違いを感じているという。
同じ東京五輪世代では、DF冨安健洋(シント=トロイデン)がA代表に定着。今回のメンバーには、6月9日の国際親善試合エルサルバドル戦(2-0)で歴代2番目の若さとなる18歳5日でA代表デビューを飾った久保もいる。18歳の若きレフティーについて問われた前田は、静かに自身の胸中を明かした。
「まあ悔しい部分はありますけど、もう終わったことは仕方がない。この大会で自分がどれだけできるか証明することが大事」
森保一監督はこれまでU-22日本代表では3バック、A代表では4バックをメインシステムとしてきたが、6月シリーズではA代表でも“オプション候補”の3バックをテストした。指揮官は今大会でのシステムについて、13日の囲み取材では明言しなかったが、前田は「与えられたことをやるだけ」と力強く言い切る。
50メートルを5秒7で駆け抜ける韋駄天FWが、A代表の一員としてブラジルの地で新たなスタートを切る。
(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)