恐喝容疑で起訴のベンゼマ レアルのセビージャ戦遠征メンバーから外れる

リハビリが理由と強調するベニテス監督

 フランス代表MFのセックステープを巡る恐喝事件で、逮捕、起訴されているレアル・マドリードFWカリム・ベンゼマは、8日の敵地セビージャ戦のベンチメンバーから外れることが決まった。地元紙「AS」が報じている。

 ベンゼマは4日、リヨンのフランス代表MFマテュー・ヴァルブエナに対する恐喝事件で、パリ近郊のベルサイユの警察署で身柄を拘留された。恐喝罪と共謀罪で起訴されたが、現在はチームに戻り、すでに練習を再開している。ベンゼマは10月8日、ヴァルブエナに対してセックステープを巡る会話を持ったとされるフランス代表の活動中に太ももを負傷。リハビリの過程で逮捕されていた。

 ラファエル・ベニテス監督は「彼はリハビリの最終ステージにいる。彼を遠征に帯同させないことを決めた。精神的に彼は問題ないが、チームに帯同できないので(ベンゼマについては)これ以上話せない。クラブも(脅迫事件で)彼を信じるという声明を出した。彼は練習をしている。自分のすべき仕事をしている。あれは個人的な問題だ」と語った。フットボール界を震撼させているセックステープを巡るスキャンダルの渦中にいるストライカーに対して、こう語った。

 地元テレビ局などのメディアは、ベルサイユ警察への取材で2006年に強盗容疑で逮捕されたカリム・Zという男性容疑者との、「心配するな。彼(ヴァルブエナ)には選択の余地はない。オレが彼に再考させる。彼は払うだろう」というベンゼマの会話の内容をレポート。これが仲裁を意味するのか、それとも共謀を意味するのかについて、警察当局は現在捜査を進めている。

 

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