韓国代表で不発のソン・フンミンと“エースの宿命” 母国誌が低評価「物足りなさ感じた」

ソン・フンミンがいるだけで、周囲の選手の躍動感に違いが見える

 ただ、サッカーは1人でするものではない。トータル的に見て、ソン・フンミンがピッチにいるのといないのとでは、明らかに周囲の選手の躍動感に違いが見て取れる。

 実際、ソン・フンミンのゴールシーンが見たいファンも多く、その期待を背負っていることもソン・フンミン自身がよく理解しているところでもある。

 いずれにしてもチーム全体のパフォーマンスが向上し、イランと1-1で引き分けた韓国のパフォーマンスは、2022年カタール・ワールドカップのアジア予選に向けて大きな自信となったに違いない。

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金 明昱

1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。

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