「ネイマールとPSGが決別」とスペイン紙報道 今夏の移籍志願、バルサ復帰を希望か

移籍の噂が絶えないFWネイマール【写真:AP】
移籍の噂が絶えないFWネイマール【写真:AP】

“パリには戻らない”と退団希望を伝えたというネイマール バルサ移籍の行方はクラブ間交渉次第か

 パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールは、移籍市場が開くたびに移籍が噂されており、今夏もその去就に注目が集まっている。スペイン紙「スポルト」は、「ネイマールとPSGが決別」との見出しを一面で立てて報じ、ネイマールが5月にパリには戻らないと宣言していたと伝えている。

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 ネイマールは2017年夏に史上最高額となる2億2200万ユーロ(現在のレートで約273億円)で、バルセロナからPSGへ移籍。そこで中心選手として活躍し、ヨーロッパを制覇することを目標としてきたが、2年連続でその挑戦は失敗に終わった。さらに負傷することも多くなったうえに、ピッチ外のスキャンダルも報じられるなど、パリでの生活に失望していることが時折伝えられていた。

 そうした背景のなか、ネイマールは5月にパリには戻らないという希望を伝えていたという。ネイマール本人の意思は、バルセロナに戻ってアルゼンチン代表FWリオネル・メッシとウルグアイ代表FWルイス・スアレスとの“トリデンテ”を再結成したいと望んでいる。しかし、史上最高額で移籍したネイマールを取り巻く環境では本人の希望どおりには進まないようで、PSG次第となっているという。

 もっとも今季のPSGは、放出の意思がないわけではないようだ。見合った金額でのオファーに対する窓口は開いている。PSGは、ネイマールに次ぐ史上2位となる1億8000万ユーロ(現在のレートで約221億円)の移籍金でフランス代表FWキリアン・ムバッペを獲得するなどし、ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)の問題が常につきまとっている。そのため、それなりの金額であれば放出を検討する余地は十分にあり得る。さらに、クラブと契約を延長したトーマス・トゥヘル監督は、スキャンダラスな問題を引き起こすネイマールに失望しているようで、残留に対する強い気持ちに欠けていると言われている。

 ネイマールが移籍先に希望するバルセロナは、ネイマールの状況を水面下で確認し、PSGとの関係が悪化しないように交渉を進める準備をしているという。そして同紙は、数週間のうちに何かしらのアクションがあると訴えている。その交渉のカードには、バルセロナのブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョというカードも含まれているようで、単純に金額だけの交渉とはならない可能性を秘めている。

 ネイマールの希望どおりに事は動くのだろうか。今夏の移籍市場において、注目すべき交渉となりそうだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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