4年ぶり代表復帰の永井が猛アピール　ストッパーの冨安と畠中が得点を演出

　日本代表の“6月シリーズ”第2戦の国際親善試合エルサルバドル戦は9日にひとめぼれスタジアム宮城で行われ、約4年ぶりの代表復帰となったFW永井謙佑による2ゴールで2-0とリードして前半を終えた。

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　日本の森保一監督は5日のトリニダード・トバゴ戦に続き3-4-2-1システムを継続。1トップに俊足FW永井謙佑を配置し、2シャドーはMF南野拓実とMF堂安律のコンビ。そしてウイングバックは右にMF伊東純也、左にMF原口元気といったサイドアタッカー色の強いドリブラーを置き、起用メンバーからも攻撃的なサッカーを展開する意思を示した。

　日本の最初のビッグチャンスは前半6分、相手のビルドアップのパスを出足鋭くカットした伊東がそのまま右サイドをドリブル突破。ゴールライン近くから中へ切り込んで相手GKも引き付けてからマイナスのパスを送ると、逆サイドから回り込んできた原口がゴール正面から狙ったが、シュートはクロスバーを越えた。しかし、超攻撃的な両ウイングバックが得点の予感を作り出した。

　そして前半19分に先制点が生まれる。ビルドアップで右に開いたDF冨安健洋から縦パスが送られると、俊足の永井が相手よりも早く追いついて急角度の切り返し。これで相手を置き去りにした永井は、中央へボールを運んで左足シュートで相手GKのニアを抜いた。約4年ぶりの代表復帰での一撃は、永井にとって日本代表での初ゴール。そして、令和に元号が変わってからの日本代表の初ゴールにもなった。

　その後は少し試合が落ち着いた。それでも同41分にはDF畠中槙之輔のパスに原口が相手の背後を取りペナルティーエリア内の左サイド深くからスライディングで折り返し。そこに走り込んだ永井がニアサイドで合わせて2点目のゴール。いずれも3バックのストッパーを起点にした攻撃で2点を奪った日本が、2-0とリードして前半を終えた。

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