アヤックス逆転負け、母国も悲劇報道 「夢は無残にも打ち砕かれた」「信じられない結末」

アヤックスは3失点を喫してトットナムに逆転負け【写真:Getty Images】
アヤックスは3失点を喫してトットナムに逆転負け【写真:Getty Images】

一時2戦合計3-0とリードしたアヤックスだが、3連続失点で23年ぶり決勝進出ならず

 アヤックスは現地時間8日にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝第2戦でトットナムに2-3の逆転負けを喫し、2戦合計3-3もアウェーゴールの差で敗退となった。一時3点のリードを守り切れず、23年ぶりのファイナル進出は叶わなかった。オランダメディアは「アヤックスの夢は無残にも打ち砕かれた」と母国チームの悲劇を報じた。

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 アヤックスは敵地での第1戦で1-0の勝利を収め、大きなアドバンテージを持って第2戦を迎えた。前半5分にセットプレーから主将のオランダ代表DFマタイス・デ・リフトがヘディングシュートを決めるなど幸先の良いスタートを切ると、同35分にもモロッコ代表MFハキム・ツィエクが強烈な左足のシュートを叩き込み、2戦合計3-0とリードを広げた。

 しかし、後半に入るとトットナムの猛攻に守備が踏ん張りきれなかった。同10分、14分と立て続けにブラジル代表FWルーカス・モウラにゴールを許すと、終了間際のアディショナルタイム6分にはロングボールを元スペイン代表FWフェルナンド・ジョレンテがポストプレーでつなぎ、イングランド代表MFデレ・アリのラストパスを受けたルーカスに三度ゴールを割られた。2戦合計スコアは3-3と並んだが、アウェーゴール数で上回られた。

 前日のリバプール対バルセロナ(4-0、2戦合計4-3)戦から二夜連続のドラマで、アヤックスは23年ぶりとなるCL決勝進出を逃した。オランダ紙「デ・テレグラーフ」は「アヤックスの夢は無残にも打ち砕かれた」「信じられない結末」とこの悲劇を報じている。

 エリック・テン・ハーグ監督の下で躍進を遂げたヤング・アヤックスの快進撃はCLベスト4で途絶えることとなったが、試合後には本拠地アムステルダム・アレナに集まったサポーターから健闘を称える拍手が選手たちに送られていた。

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