元ブラジル代表ドゥンガ監督が“古巣”監督就任へ? 「クラブからの関心を把握」と現地報道
16年以来無所属のドゥンガ氏 先月に監督解任のヴァスコ・ダ・ガマがオファーか
ヴァスコ・ダ・ガマは現地時間1日に行われたブラジル全国選手権でアトレチコ・ミネイロに1-2で敗れた。この試合後、ブラジルメディア「グローボ」は、元ブラジル代表監督で、同クラブのOBであるドゥンガ氏を監督に据える準備を進めていると報じた。
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今季、不振に陥っているヴァスコ。4月21日にリオ州選手権の決勝でフラメンゴに敗れた後に、アルベルト・バレンティン監督を解任し、現在は同クラブのU-20チームを率いていたマルコス・バラダレス監督が、暫定で指揮を執っている。暫定監督が指揮を執った公式戦3試合で2敗目を喫し、全国選手権で最下位に落ちたクラブは、ドゥンガ氏に新監督就任のオファーを出すようだ。
ヴァスコのOBであるドゥンガ氏は、16年にブラジル代表監督を退いてからは監督業に戻っていない。「グローボ」は「現時点で両者の交渉はスタートしていないものの、無所属のドゥンガはクラブからの彼への関心を把握している」と報じている。
ドゥンガは1987年にヴァスコでプレーし、リオ州選手権のタイトルを獲得した。その後イタリアに渡り、日本でもジュビロ磐田でプレーしている。ブラジル代表の主将として94年のアメリカ・ワールドカップ(W杯)を制したドゥンガは、現役引退後の2006年にブラジル代表の監督に就任し、2010年南アフリカW杯まで指揮を執った。その後、11年からはカタールのアル・ラーヤンで指揮を執り、13年にはブラジルに戻ってインテルナシオナルの監督を務めた。14年には再び代表監督に復帰したが、2016年にアメリカで開催されたコパ・アメリカ・センテナリオでのグループリーグ敗退を受けて代表監督の座を退いている。
2度のブラジル代表監督歴があるドゥンガだが、ブラジル国内のクラブはインテルナシオナルで指揮を執ったのみ。11年にはサンパウロからもオファーを受けたが、交渉はまとまらなかったという。現在はポルト・アレグレに住み、個人ビジネスを行っているドゥンガ氏は、再び現場に戻ってくることになるのか。ブラジル国内でも大きな注目を集めている。
(FOOTBALL ZONE編集部)