ヘタフェ柴崎は「リサイタルを実施した」 先発抜擢で2得点に絡む活躍を現地紙も評価
17試合ぶりとなるスタメンでセビージャ撃破&CL出場圏内の4位キープに貢献
ヘタフェの日本代表MF柴崎岳は現地時間21日に行われたリーガ・エスパニョーラ第33節セビージャ戦に17試合ぶりとなるスタメン出場を果たし、3-0の勝利に貢献。突然の先発抜擢にも、パサーとしての役割を果たし2得点に絡んだ。現地紙の採点は今一つだった一方で、寸評では一定の評価を受けている。
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試合はVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)がヘタフェに味方する展開となった。前半33分、アディショナルタイムともにセビージャ守備陣のハンドがVARによって判定され、二つのPKをゲットし決めきった。特に2点目は柴崎のFKからDFブルーノ・ゴンサレスが頭で合わせた一撃から得たものだった。また後半8分には柴崎のスルーパスからFWハイメ・マタが抜け出しラストパス。FWホルヘ・モリーナが試合を決める3点目を決めた。
「ほとん出番がなかったFWウーゴ・ドゥーロ、そしてガクにも出番が巡ってきた」
スペイン紙「マルカ」もホセ・ボルダラス監督の思い切った選手起用が当たったことを明記して、結果につながったとしている。同紙の採点ではそのボルダラス監督、そして得点を挙げたFWホルヘ・モリーナ、FWハイメ・マタが満点となる3つ星をマーク。一方で、柴崎は1つ星とそこまで評価はされていなかった。
その一方でスペイン紙「AS」の試合寸評ではこのように記されている。
「セットプレーにおけるキッカーとして役割をこなし、ゲームの流れをつかむための“リサイタル”を実施した。サイドプレーヤーとして試合に入り、途中からは中央エリアを任された。交代するまでしっかりとしたプレーぶりだった」
2点目を呼び込んだセットプレーやそつのないゲームメイクは一定の評価を受けている。ヘタフェは来季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得できる4位を死守。大一番で自らの良さを見せた柴崎にとって、この一戦がターニングポイントとなるか。