プレミア得点王のリバプールFWサラー、米誌「世界で影響力のある100人」初選出
米誌「タイム」の毎年恒例となった特集でサラーが表紙、男女平等社会の重要性を説く
プレミアリーグの得点王がジャンルを超えて「世界で影響力のある100人」の1人に選ばれた。米誌「タイム」の毎年恒例となったこの特集で、リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーが、女子テニス選手の大坂なおみらとともに名を連ね、雑誌の表紙を飾った。
「世界で影響力のある100人」は毎年、タイム誌が発表。前アメリカ大統領のバラク・オバマ氏が史上最多11回の選出を果たしており、日本の安倍晋三首相も過去に2度選ばれている。
そうしたなかで、サラーが初選出となった。昨季はプレミアリーグで32得点を決めて得点王にもなったスピードスターは、今回の特集でアメリカのシンガーソングライター、テイラー・スウィフトらとともに6種類ある表紙の一つを飾った。
敬虔なムスリムとしても知られるサラーは同誌のインタビューで、「我々の文化のなかで、女性の扱いを変えなければならない。それは選択肢ではなく、そうならなければいけない」と語るなど、男女平等社会の重要性を主張している。
英国出身のコメディアンで、米衛星放送局「HBO」のTV番組でホストも務めるジョン・オリバー氏はこのエジプト代表FWについて「サラーは単なるフットボールプレーヤーである以上に、非常に優れた人間だ。そして、それと同時に世界最高の選手の1人でもある」と賛辞を送った。
スポーツ選手ではサラーのほか、今年の全豪オープンを制したテニスの大坂なおみや、先日のマスターズで11年ぶりにメジャー制覇を果たしたゴルフのタイガー・ウッズ、バスケットボールのレブロン・ジェームズ、サッカーのアメリカ女子代表FWアレックス・モーガン、陸上のキャスター・セメンヤなどが選ばれている。
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