「あんな入り方は初めて見た」 サラーの衝撃ミドル弾にクロップ驚愕「圧倒させられた」
サラーの一撃を含む2ゴールでリバプールがチェルシーを撃破
リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーは現地時間14日、プレミアリーグ第34節のチェルシー戦に先発出場。度肝を抜くミドルシュートを決め、2-0の勝利に貢献した。試合後、ユルゲン・クロップ監督もエースの決めた一撃について「あんな入り方は初めて見たかもしれない」と驚きのコメントを残している。英紙「ガーディアン」が報じた。
リーグ戦では第27節から6試合にわたってノーゴールと不振が続いていたサラーだが、前節サウサンプトン戦(3-1)で決勝ゴールを決めて長いトンネルを脱した。そしてチェルシー戦では、溜め込んでいた鬱憤を晴らすかのような圧巻の一撃を決める。
1-0で迎えた後半8分、オランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクのロングフィードを敵陣右サイドで受けたサラーは、俊敏なステップで対峙した相手DFエメルソンを振り切って中央へと切り込むと、ゴールまで約20メートルの距離から左足を一閃。ミサイルのように放たれた弾丸シュートが、ゴール左に突き刺さった。
“エジプトの王”の決めた衝撃的な弾丸シュートが世界各国で話題となっているが、試合後、クロップ監督もエースに惜しみない賛辞を送っている。
「圧倒させられたよ。あの瞬間にすべてが詰まっていたとは思わないが、私はボールの軌道上に立っていたため、本当に幸せだったし、あんな入り方は初めて見たかもしれない。本当に並外れたフィニッシュだったし、最小限の評価にとどめたくはない」
サラーはこの日のゴールで今季リーグ戦19ゴール目を記録し、シティFWセルヒオ・アグエロと並んで得点ランキング首位に浮上した。昨季ほどの輝きは見せていないと評されてきたサラーだが、悲願のプレミア制覇を達成するうえで重要とされていたチェルシー戦で、見事に結果を残してみせた。
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