マンUのファン・ハール監督がマルシアルのPK献上ハンドを厳しく批判 「愚かな反応」
同点弾を挙げて名誉挽回も…
マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督は、フランス代表FWアンソニー・マルシアルのワンプレーを「愚かな反応」と厳しく批判している。マルシアルは、21日のUEFAチャンピオンズリーグ敵地CSKAモスクワ戦で同点ゴールを挙げる一方で、ペナルティーエリア内でファウルを犯してリードを許すきっかけをつくってしまった。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。試合は1-1ドローに終わった。
敵地モスクワでの氷点下の戦いを終えたオランダ人監督は、試合後の記者会見でこう語った。
「彼らはアンソニー・マルシアルからPKのプレゼントを手にした。マルシアルは人間だ。彼は反応してしまった。それは愚かな反応だった。こういう事は起こるものだ」
前半15分、相手サイドバックのマリオ・フェルナンデスと自陣ペナルティーエリア内で対峙したマルシアルは巧みな浮き球で抜かれた瞬間、とっさにバレーボールのスパイクのようにボールを叩き落としてしまった。
守護神デ・ヘアはMFエレメンコのPKを阻んだが、ドゥンビアに押し込まれて先制点を許した。
「こんなことは初めて、だと彼は言っていた。毎度こんなことが自分に起きたら、残念だ」
その後、ヘディングで同点弾を決めたマルシアルは名誉挽回に成功したが、今夏モナコから移籍金総額108億円で鳴り物入りで移籍したが、まだ19歳。成長を続ける若武者をオランダ人指揮官は高く評価し、厳しく指導している。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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