本田、長友とも出場濃厚な”親善試合”のミラノダービー 不本意な再会に?
予想スタメンは左ウイング 本田の序列はチェルチの下か
21日、イタリアでは親善試合ベルルスコーニ杯として、ミランとインテルによるミラノダービーが行われる。日本代表のFW本田圭佑(ミラン)とDF長友佑都(インテル)は、揃ってスタメン出場する可能性が高まっている。しかし、抱えている状況は両者とも複雑なようだ。
イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」による予想スタメンで、ミランは前節のトリノ戦から導入した4-3-3システムを継続。注目の本田は、3トップの3人目として名前が記載されている。イタリアでは、同列のポジションの選手は、右サイドから表記するという慣例がある。それに従うと、右ウイングにアレッシオ・チェルチ、センターにルイス・アドリアーノ、そして左に本田となる。
昨季までも、この3トップ型システムを採用していたミランだが、本田の定位置は右だった。左利きの特性を生かし、中央に進出するプレーを期待されてのものだったが、左サイドでは勝手が違う。左足のクロスボールや縦への突破によって、存在感を示すことになるだろう。
17日のトリノ戦で左ウイングに入ったのは、これまでトップ下のポジションを争っていたMFジャコモ・ボナベントゥーラだった。右利きの特性を生かし、中央でのプレー回数を増やしていた。チェルチも本田も、サイドでプレーするなら右サイドを好むタイプ。見方によれば、本田はチェルチよりも優先順位が低いということになる。
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