ダービーに向け予防線を張るマンU指揮官 日程面から「シティ有利」と連呼

ダービーを見据えて言い訳モードに

 モスクワ市内の強烈な渋滞に巻き込まれ、心身ともに消耗することをオランダ人指揮官は恐れたという。25日にはプレミアリーグで、マンチェスター・シティとのダービーマッチを控えている。
 今回のモスクワ遠征は、ダービーマッチに挑むユナイテッドにとって不利に働くものだと、ファン・ハール監督は言う。
「どのリーグでもトップチームは同じ問題を抱えている。だが、マンチェスター・シティはホームで戦うので”有利”だ。そして回復の面でも”有利”だ。彼らは遠征に行かなくていいので、より休養を取ることができる。これはどうしようもないことだが、やはり彼らには”有利”だ。だから我々は、回復に必要な様々なサポートを準備している。冷水風呂、風呂、練習量を減らし、シティを倒せるようにフレッシュな状況に持っていく。だが、まずはモスクワを倒さなければいけない」
 首位シティは21日に、本拠地でセビージャと戦う。移動せずにユナイテッドを迎え撃つことになるため、消耗は少なくなるだろう。
 「シティが有利」と3度繰り返すなど、早くも予防線を張っているオランダ人指揮官はすっかり言い訳モードだが、今季の名門の浮沈を左右するような連戦で、予想以上の成果を手にすることができるだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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