「僕はダメになっていない」 ドルトムントMFゲッツェ、バイエルン移籍“失敗”の声に反論
バイエルン時代は不遇の時を過ごすも、本人は「まったく悪くない」
ブンデスリーガ首位のドルトムントは、現地時間6日の第28節で2位バイエルンとの頂上決戦を迎える。優勝の行方を占う大一番を前に、かつてバイエルンで不遇の時を過ごしたMFマリオ・ゲッツェが独誌「シュポルト・ビルト」のインタビューで、今季のチームや自身について語り「僕がミュンヘンでダメになったというのは事実ではない」と述べた。
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昨季のドルトムントは出だしこそ良かったものの、シーズン半ばで急激に落ち込み、最後は王者バイエルンに勝ち点29もの差をつけられての4位に終わった。ゲッツェは「ドタバタした昨季から落ち着きを取り戻したことが、とても重要だったと思う。序盤から良い結果を出せたことが、その助けになったね。もちろん僕らが自ら努力して得た結果だけど」と、チームの好調ぶりについて話す。
ゲッツェは今季、ブンデスリーガ開幕から6戦連続で試合に出ることができなかったが、第7節のアウクスブルク戦で今季初ゴールを挙げると、徐々に出場時間を伸ばし、ここまで4得点6アシストをマークしている。ルシアン・ファブレ監督は、ゲッツェをセンターフォワードで起用するなど柔軟な采配を振るっているが、これについて同選手は「自分のアイデアに選手の長所をどう生かすかということについて、うちの監督は素晴らしく勘が冴えている。僕も自分のクオリティーを生かし、結果に貢献できて嬉しいよ」と語った。
ゲッツェは2013年にドルトムントからバイエルンに移籍するも、新天地では苦戦。特に3年目は怪我で長期離脱を強いられると、その後もベンチを温める時間が続き、ポテンシャルを発揮することができなかった。そんなゲッツェについて、ドルトムントOBのイェルク・ハインリッヒ氏は先日「元のマリオにほぼ戻ってくれ、心から喜んでいる。ミュンへンで彼はほとんどダメになった」とコメント。しかし、ゲッツェ自身はバイエルン移籍が失敗だったとは思っていないようだ。