脱税容疑のネイマール 今度はサントスが6ヵ月間の活動停止を求めて訴訟

古巣がバルセロナ移籍時の契約違反を主張

 バルセロナのブラジル代表FWネイマールが、2013年まで活躍したブラジルの名門サントスから、契約不履行を理由に6ヵ月間の活動停止を求める訴訟を起こされている。スペイン地元紙「スポルト」が報じている。

 サントスは、ネイマールのバルセロナ移籍に関して契約違反があったとして、5500万ユーロ(約72億円)もの賠償請求を求めている。ネイマール側はサントスとの合意の上で移籍したと主張。言いがかりだと、支払いを拒否している。だが、サントス側は不服とし、FIFAに対してスーパースターの6ヵ月間活動停止を求める訴訟を起こしたという。

 ネイマール側は11年に、バルセロナとの交渉を許可したサントスのルイス・アルバロ・デ・オリベイラ前会長との書簡を証拠に、無罪を主張している。ネイマールはブラジル国内での約19億円の脱税容疑で、57億円に上る国内資産の凍結をブラジル司法当局から命じられたばかり。

 昨季三冠王者のバルセロナは、ピッチ外でのトラブルが続出している。ネイマールを筆頭に、アルゼンチン代表FWメッシ、DFマスチェラーノ、元ブラジル代表DFアドリアーノも脱税容疑で摘発されている。現在、首位と勝ち点差1の4位とやや低調なスタートのバルサにとっては、受難のシーズンとなっている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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