「不快な態度は過去のものに」 ジダン新体制で見せた「ベイルの変化」にスペイン紙注目

後半32分、ベイルが右足を振り抜きゴール左隅に沈めた【写真:Getty Images】
後半32分、ベイルが右足を振り抜きゴール左隅に沈めた【写真:Getty Images】

祝福拒否の振る舞いから一転、チームメートとゴールを祝ったベイル

 レアル・マドリードのウェールズ代表FWギャレス・ベイルは現地時間16日、リーガ・エスパニョーラ第28節のセルタ戦に先発フル出場し、ゴールを決めて2-0の勝利に貢献。電撃復帰を果たしたジネディーヌ・ジダン監督の初陣に華を添えた。スペイン紙は、ゴール後の振る舞いが以前の得点時と大きく異なることに焦点を当てている。

 この日左サイドバックに入ったブラジル代表DFマルセロが果敢なオーバーラップで攻撃に加わっていたことにより、相手守備陣のマークが左サイドに傾き、右ウイングに配置されていたベイルが比較的フリーでボールを受ける局面が増加。そして1-0で迎えた後半32分、そのマルセロからゴール前でパスを受けたベイルが右足を振り抜き、ゴール左隅に沈めた。

 11日に解任されたサンティアゴ・ソラーリ監督の下ではマルセロやこの日先制点を決めたスペイン代表MFイスコと同様、ベンチを温める日々を過ごしていたベイル。曇った表情を見せる機会が増えていたが、セルタ戦でゴールを決めた際は、チームメートとハイタッチし、喜びを分かち合っていた。

 スペイン紙「マルカ」は、ベイルのゴールセレブレーションに注目。「バスケスとの祝福を拒んだ時からの、ベイルの変化」と見出しを打って報じている。2月24日に行われたリーガ第25節レバンテ戦(2-1)で決勝点となるPKを途中出場だったベイルが決めた場面、駆け寄ってきたスペイン代表MFルーカス・バスケスによる祝福を振り払って拒んだことが話題を呼んでいた。記事では、そのワンシーンを引き合いに出し、ベイルの振る舞いに変化が生じていることを指摘している。

「ジダンの帰還によりベイルに笑顔が戻り、自信を取り戻した」と綴り、「レバンテ戦のゴール時に見せた不快な態度は過去のものとなった」と、新体制の初陣で最も変化が見えたのがベイルであったことを強調した。今季は無冠が決定的となっており、泥沼のシーズンを過ごしていたレアルだが、ジダン監督の再就任により、ベイルを筆頭にチームは息を吹き返そうとしている。

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