荒れた“ロンドン・ダービー” アーセナル、チェルシー共に罰金処分が決定
ケンカ両成敗で決着
イングランドサッカー協会(FA)は、9月19日に行われたチェルシー対アーセナルの“ロンドン・ダービー”における騒動により、チェルシーに4万ポンド(約730万円)、アーセナルに3万ポンド(約550万円)の罰金処分を下したと、英国営放送「BBC」が報じている。
FAは、先月行われた両クラブの直接対決において、興奮する選手たちの統制を怠ったとして、両クラブの処分を確定させた。
この試合、チェルシーFWディエゴ・コスタが、アーセナルDFローラン・コシールニーの顔面をたたいたプレーに、DFガブリエル・パウリスタが激高した。ガブリエルがコスタに詰め寄ると、ブラジル出身の2人は激しく口論を展開。マイク・ディーン主審が両者にイエローカードが提示し、事態は収束したかに見られたが、その後に挑発に乗ったガブリエルがコスタを蹴ってしまい、一発退場処分となった。後半には、MFサンティ・カソルラも2枚目のイエローカードで退場となり、ピッチを去った。荒れに荒れた試合はホームのチェルシーが2-0で勝利した。
すでにコスタには3試合の出場停止、ガブリエルには1試合の出場停止と1万ポンド(約180万円)の罰金処分が与えられていた。同じロンドンを本拠地とする宿敵の間で起きた騒動で、クラブもケンカ両成敗という決着を見ることになった。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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