森保監督、日本準優勝も「経験豊富な選手」に感謝 「素晴らしい働きかけをしてくれた」

「収穫もあった大会」と振り返った森保監督【写真:田口有史】
「収穫もあった大会」と振り返った森保監督【写真:田口有史】

「収穫もあった大会」と総括、チーム内の融合とステップアップに手応え

 森保一監督率いる日本代表は1日のアジアカップ決勝カタール戦で1-3と敗れ、2011年大会以来の優勝を逃した。試合後、「思うような結果に導けなかったことは残念」と悔しさを滲ませた指揮官だが、「収穫もあった大会」と振り返り、経験豊富な選手に感謝の言葉を送っている。

 今大会の日本はグループリーグ初戦トルクメニスタン戦(3-2)を皮切りに、オマーン(1-0)、ウズベキスタン(2-1)と3連勝でグループ首位通過。決勝トーナメント1回戦サウジアラビア戦(1-0)、準々決勝ベトナム戦(1-0)と接戦が続き、準決勝イラン戦は3-0と快勝して決勝を迎えた。しかしカタール戦では前半に2失点を喫するなど苦戦し、1-3で敗れている。

 森保監督は「優勝を目標にするなか、思うような結果に導けなかったことは残念だが、収穫もあった大会」と総括。その収穫の一つが、世代間、経験豊富な選手と浅い選手などの融合だ。「非常に厳しく難しいゲームを7試合できて、1試合ごとにいろいろな戦い方をしながら、チームとしてステップアップできた」と一定の手応えを得ている。そのなかで経験豊富な選手たちに対して感謝の言葉を口にした。

「経験の浅い選手に対して、経験豊富な選手が本当に素晴らしい働きかけをしてくれて、若い選手を伸び伸びと、思い切りプレーさせる環境ができて融合を図れた。特に若手にとってレベルアップにつながる経験ができたことは経験豊富な選手に感謝したいし、若い選手が貪欲な向上心や野心を持っていたからこそ」

 アジアカップの戦いは準優勝で幕を閉じた。最善の結果は得られなかったが、「これからのチーム作りにとってベースになるものができた」という指揮官の言葉が収穫の多さを何よりも物語っている。

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