U-20日本代表、“沖縄組”が練習試合で4-1勝利 影山監督が語った苦悩と手応えとは?

ミーティングを行うU-20日本代表【写真:轡田哲朗】
ミーティングを行うU-20日本代表【写真:轡田哲朗】

影山監督が驚いた選手たちの対応力「パッと集まってそれなりのゲームができるのは…」

 近年は、Jクラブのキャンプ地は沖縄県と九州南部に集中している。この日のゲームに出場した選手は、所属クラブが沖縄でキャンプを張っている選手たちだ。影山監督も「1日で返しますから、とクラブに話をして」と苦笑いしたが、「現状ではこのやり方がベストだったのではないか」と話した。

 そして、活動を辞退した久保については「前日に(FC東京の)長谷川健太監督から電話をいただいて、申し訳ないと事情も説明していただいて。今日、ここに見に来られた方には彼を見たかった方もいるんじゃないかと思いますけど、怪我を早く治してほしいですね」と気遣った。

 そのなかで、影山監督が高く評価して驚きも口にしていたのが、若い選手たちの対応力だった。指揮官は「1日でパッと集まって簡単なミーティングをしただけ。それで、それなりのゲームができるのは日本人の良さだと思いますし、素晴らしいと感じました」と語った。

 選手はクラブでの状況により、負荷をかけたトレーニングで疲労の溜まっている選手もいれば、試合勘が戻っているか否かもばらついていた。そのなかで、ピッチ上で若い日本代表が見せた修正力と対応力は、世界の大舞台に打って出るうえでも重要な能力になりそうだ。本番までの間、選手たちには所属クラブでポジションをつかんで成長につなげることが求められていく。

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(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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