イラン戦の“日替わりヒーロー”は誰? ベテランDFが若手に期待「日本を救うプレーを」

DF槙野智章が若手に期待を寄せている【写真:AP】
DF槙野智章が若手に期待を寄せている【写真:AP】

今大会5試合で6選手がゴールの日本、新たな“ヒーロー”の登場を待ち望むDF槙野

 日本代表は28日のアジアカップ準決勝でイラン代表と対戦する(現地時間18時キックオフ/日本時間23時)。31歳のDF槙野智章(浦和レッズ)は「新しい選手たちが点を取ってヒーローになることがチームの強み」と語り、“日替わりヒーロー”として若手に期待を寄せている。

 日本はグループリーグ(GL)3連勝で首位通過を果たし、決勝トーナメント1回戦でサウジアラビア、準々決勝でベトナムを撃破して4強へと駒を進めた。ここまで5試合で8得点3失点の日本は6選手がゴールを挙げている。日本の得点者は以下のとおりだ。

GL第1戦:トルクメニスタン 3-2 大迫(2)、堂安
GL第2戦:オマーン 1-0 原口(PK)
GL第3戦:ウズベキスタン 2-1 武藤、塩谷
決勝T1回戦:サウジアラビア 1-0 冨安
準々決勝:ベトナム 1-0 堂安(PK)

 エースFW大迫勇也(ブレーメン)とMF堂安律(フローニンゲン)がチーム最多タイの2ゴールを叩き出し、MF原口元気(ハノーファー)、FW武藤嘉紀(ニューカッスル)、DF塩谷司(アル・アイン)がそれぞれ1ゴールを決めている。またサウジアラビア戦では、DF冨安健洋(シント=トロイデン)が20歳77日でアジアカップ日本人最年少弾をマークした。

「若い選手がいっぱいいる。冨安が点を決めましたけど、新しい選手たちが点を取ってヒーローになることがチームの強みだし、そうなっていかなくてはいけないと思う」

 日本はここまで全試合1点差の僅差となっており、苦戦をしながらも接戦を制してきた。槙野は森保一監督の下で心境著しい冨安の名前を挙げつつ、若手の中から“新たなヒーロー”の出現を待ち望んでいる。

「いつまでたっても経験のある選手に頼るんじゃなくて、若い選手たちが日本を救うプレーとゴールをしていかないといけない」
 
 イランは今大会5試合12得点無失点と攻守両面で高水準を誇る難敵だ。日本の若手陣からチームを勝利に導くヒーローが現れるだろうか。

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(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)



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