アーセナルに悲劇 抜てきした守護神がまさかのオウンゴールでCL連敗スタート

ライバルはバイエルンだけのはずが…

 アーセナルは29日、UEFAチャンピオンズリーグの本拠地オリンピアコス戦で守護神ペトル・チェフを温存したが、抜てきしたコロンビア代表GKダビド・オスピナがまさかのオウンゴールなどで失点を重ね、2-3で敗戦を喫した。よもやのCL連敗スタートで1次リーグ突破に向けて暗礁に乗り上げたアーセン・ベンゲル監督は、失意の守護神を擁護した。衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
 グループFでアーセナルの決勝トーナメント進出は容易に見えた。ドイツ王者バイエルン・ミュンヘンを除けば、同組はディナモ・ザグレブ、オリンピアコス。有利と思われた2チームに対してメンバーを落とした結果、いきなり連敗という悲惨な船出となった。ガナーズの指揮官は前半40分に起きた悲劇の主人公について口を開いた。
「私がメンバーについて決断を下し、選んだ。私に責任がある。みんな知らないことや、気にも留めないことを私は知っている。試合前に投票でみんなの総意で選手を選ぶことはできない。オスピナは昨年19試合で14試合完封している。先週のトットナム戦も素晴らしいプレーを見せてくれた。ミスを犯さないGKはいない。チェフにも起こり得ることで、これはフットボールの一部だ」
 普段は堅実なオスピナだが、ハイボールをゴールライン上で対応。一度ワンバウンドさせ、キャッチし直そうとした際、ゴール内にボールを落下させてしまうというとんでもないミスを犯してしまった。そのよもやの失点で1-2とリードを許した。ボール保持率70パーセントと攻め立てたが、逆転はできなかった。

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド