アジア杯4強の日本、森保監督は5戦連続の1点差勝利に言及 「焦れずに戦ってくれた」
VARで先制点が取り消され、VARでPKを獲得して先制 1点差を守ってベスト4進出
VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によってゴールが取り消され、VARによって決勝点が生まれる戦いだったが、日本代表が5試合連続1点差勝利でベスト4入りを果たした。24日のアジアカップ準々決勝ベトナム戦、2度のビデオ判定があったものの1-0で勝利した試合後、森保一監督は「焦れずに戦ってくれて良かった」と語った。
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決して爽快感のある勝利ではなかった。前半はベトナムの5-4-1の守備ブロックの前に攻めあぐね、カウンターを浴びる場面も散見された。前半24分にはMF柴崎岳(ヘタフェ)の左CKからキャプテンのDF吉田麻也(サウサンプトン)がヘディングシュートを決めたかに見えたが、ヘディング後にハンドがあったのではないかということで、準々決勝から運用されるVARが適用。これによってゴールが取り消された。
「ベトナムが辛抱強く闘えるチームだと分かっていた。難しい戦いになったが、選手たちが焦れずに戦ってくれて良かった。カウンターで危ないシーンもあったけど、みんなで止めて失点ゼロで良かったです」
前半終了間際にはMF堂安律(フローニンゲン)のラストパスを受けたMF南野拓実(ザルツブルク)のシュートが相手GKに阻まれるなど嫌なムードが続くなか、後半8分にMF原口元気(ハノーファー)のスルーパスを受けた堂安が相手DFに倒される。この時点では笛が鳴らずプレーは続いたが、1分半後にVARで再検証。この結果PKを獲得し、堂安が落ち着いてゴールを決めた。
「これまでも一戦一戦、最善の準備をやってきましたし、成長しながらやっていこうということで、次の試合もやっていければと思います」
これで5試合連続での1点差勝利。辛勝続きか試合巧者とするかは表現として難しいが、負傷者続出の中でベスト4まで上がってきたのは事実。2大会ぶりのアジア制覇へあと二つ。森保監督は今後どのように勝利への道しるべを示していくだろうか。